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少女革命ウテナ
各話レビュー

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〜生徒会編〜

第11話  優雅に冷酷・その花を摘む者


2004夏 初めてみたとき(1997年)を思い出しながら の感想

・以前の話から思っていたのですが、あの双眼鏡(オペラグラス?)、
 結構まぬけですよね。
・今回の話では、ウテナがすごく艶っぽく、「女性」らしい絵になってますね。
 これはやはり冬芽目線のせいでしょう。
・そうそう、生徒会のエレベーターの中での影、どうも私には樹璃の影が
 マントのように見えてしまうのですよ。同じような方いませんかね。

・『6秒・・・12!?』 なぜそんなにも驚愕するのか、幹よ。

・薔薇の温室の中でされる、ウテナとアンシー、そして冬芽のやりとり。
 前回の予告が思い出されますね。
 ウテナは薔薇の花嫁というものがどんなものか、失念してしまっていて…
 ……それがこの決闘のあとの会話につながるのですね。

・寮の部屋でアンシーがふと漏らした、『友達になりたい』……
 ……これも薔薇の花嫁としての発言だったのでしょうか。

・決闘にはいる前に、ウテナに手をのばしたアンシー、そして重なる二人の手。
 美しいです。

・それにしても……回想シーンの王子と冬芽は別人物でしょう! たのむから
 気づこうよウテナ!

・西園寺は相思相愛を、幹は輝く音色を、樹璃は奇跡の否定と肯定を、
 七実はお兄様への想いと過去への葛藤を。
 それぞれがそれぞれに、薔薇の花嫁にひとりよがりな想いを
 抱いていたように見え、ウテナは例外のようだったけれど。
 それは視聴者もウテナに感情移入していたからで、本当はウテナも
 薔薇の花嫁に自分勝手な想いを投影していたのです。
・シビアな話です。
 これだからこそ、「少女革命ウテナ」はただのアニメではないといえるのです。


今回の名言
『君の考えをはっきり言ってやれ!
 そう、君は薔薇の花嫁として扱われるのが嫌だろう!?
 はっきりそう言ってやれ!』  byウテナ
 :ウテナの「あやまち」が明らかになる重要なセリフだと思います。
  この過程を経てこそ、本当の「アンシー」、本当の彼女の「心の扉」に
  近づけるようになるのでは。
  このエピソードがあって、ウテナが傷付いて、そして初めてウテナの中に
  「革命」の芽が芽ばえたのでしょう。

『ごきげんよう、天上さん』  byアンシー
 :薔薇の花嫁がなんたるかを改めて知らしめ、つきつけるセリフ。
  ここで、今までぬるま湯につかっていたウテナと視聴者は、
  「ガーン」! と衝撃を与えられます(笑)